Windows Server 2016で増分と差分バックアップを作成します

概要:Windows Server 2016で増分と差分バックアップをどのように作成しますか?この記事では、増分バックアップと差分バックアップを作成する方法についてご紹介しましょう!

Comnena

By Comnena 最後の更新 2022年03月29日

共有: instagram reddit

Windows Server 2016について

Windows Server 2016

サーバとは、インターネットを通じて、クライアントと呼ばれる多くのコンピューターからの要求に対してサービスを提供するコンピューターです。
Windows Serverとは、Microsoft(マイクロソフト)社のサーバコンピューター用に設計されたオペレーティングシステム(OS)の製品シリーズ名です。サーバOSは、多くの企業で使われています。高いネットワーク性能と安定性、クライアントを遠隔から管理するための機能を求めます。
Windows Server 2016とは、マイクロソフトがWindows NTファミリーのひとつとして開発し、2016年10月1日に発売したサーバ向けのOSです。Windows 10バージョン1607(別名Anniversary Update)に対応します。Essentials、Standard、Datacenterの3エディションがあります。

Windows Server 2016の増分と差分バックアップ

簡単なGUIにより、Windows Server 2016はPCの知識があまりなくても使用できます。しかし、システムクラッシュ、サイバー攻撃、誤削除など、予期しないトラブルが起きて、大切なデータを失ってしまったら、どうすればいいのですか?

データ損失の原因を特定できないかもしれませんが、事前にバックアップを作成すれば、バックアップから復元することでデータ損失を防ぐことができます。定期的なバックアップは、特に複数のコンピューターを管理するサーバーにとって不可欠なタスクです。バックアップを使用すると、Windows Server 2016を実行または起動できない場合に、イメージを使用してシステムを復元および修復できます。

増分と差分バックアップ

企業の発展に伴って、バックアップの対象となるデータの量と種類はますます増えていきます。フル(完全)バックアップにかかる時間と必要なストレージ容量も増加していきます。こういう時に、フルバックアップの代わりに、増分バックアップまたは差分バックアップを作成する必要があります。

さて、Windows Server 2016で増分バックアップまたは差分バックアップをどのように作成しますか?Windows Server 2016に標準搭載されている「Windows Server バックアップ」機能を利用して増分バックアップを作成できますが、差分バックアップを作成したい場合には、サードパーティ製のバックアップソフトを利用してください。

Windows Server 2016で増分バックアップを作成する方法

Windows Server 2016の「Windows Server バックアップ」を使ってバックアップスケジュールを作成すると、それはデフォルトで増分バックアップを実行します。そのため、「Windows Server バックアップ」で一つのバックアップスケジュールを設定することで、増分バックアップを作成することができます。

スケジュールした増分バックアップを作成するには:

手順 1. 「Windows Server バックアップ」をインストールした後に「サーバーマネージャー」の「ツール」から起動します。メイン画面の右側で「バックアップスケジュール」をクリックします。

※注:「単発バックアップ」を作成して完全バックアップを実行することができます。

バックアップスケジュール

手順 2. 次の画面で、バックアップの構成を選択します。

フルサーバー

手順 3. 次にはバックアップの時間を指定します。バックアップを1日1回または1日複数回実行するように設定できますが、週次にWindows Serverバックアップを実行することはできません。

バックアップの時間を指定

手順 4. そして、作成先の種類を指定します。ハードディスクまたはボリューム、共有ネットワークフォルダーから作成先の種類を指定できます。

作成先の種類を指定

手順 5. その後、作成先を選択します。

※NTFSでフォーマットされたボリュームだけをバックアップ先として選択できます。
※HDD全体をバックアップターゲットとして選択する場合には再フォーマットが実行されるため、その上に重要なデータがあるかを確認してください。

ディスク選択

手順 6. 操作を確認して、問題なければ「完了」をクリックします。バックアップスケジュールの作成を開始します。

完了

その後、Windows Server 2016で毎日の増分バックアップが実行されます。しかし、多数のユーザーが期待どおりに機能しなかったと述べました。この問題が発生した場合は、この記事「解決: Windows サーバーバックアップスケジュールを実行できない」を参照してください。

ご覧のように「Windows Server バックアップ」でバックアップスケジュールを作成するのにいくつかの制限があります。差分バックアップとか、ウィークリーバックアップとかを設定できません。そのため、強力なサードパーティ製バックアップソフトが必要です。

サーバ向けバックアップソフトで差分バックアップを作成する方法

使いやすいサーバーバックアップソフトウェアをお探しの場合は、AOMEI Backupper Serverが最適です。

システムバックアップ、ファイルバックアップ、ディスクバックアップ、およびパーティションバックアップを提供します。
それはフル/増分/差分バックアップを実行できるし、デイリー、ウイークリー、マンスリース、イベントトリガーなどのバックアップも作成できます。
バックアップスキームを使用してディスク領域を解放するために、古いバックアップを自動的に削除できます。
NTFS/FAT32/EXT2/EXT3などのファイルシステムと、Windows Server 2003、2008、2008 R2、2012、2012 R2、2016および2019を含む多くのオペレーティングシステムをサポートします。
電子メール通知、バックアップイメージの暗号化と圧縮など、もっと高度なオプションをたくさん備えます。

AOMEI Backupper Serverで増分または差分バックアップを有効にする方法は次のとおりです。

手順 1. このソフトウェアをダウンロードし、インストールし、起動します。

Serverの無料体験版 ServerとPCの全バージョン
安全かつ高速

手順 2. 「バックアップ」タブで「システムバックアップ」を選択します。

システムバックアップ

手順 3. バックアップイメージを保存する場所を指定します。このプログラムはシステムバックアップに要求されたすべてのパーティションを自動選択します。サーバに認識されるすべてのデバイスはバックアップ先として選択できます。

ターゲットパス

手順 4. そして「スケジュール」をクリックして、バックアップを実行する時間を設定します。「詳細」タブで、フル/差分/増分バックアップを指定できます(※増分バックアップがデフォルトで有効になっています)。ここでは、「差分スキーム」を選択します。

増分バックアップ

手順 5. 「スキーム」をクリックして、不要になった古いバックアップを削除することでバックアップ用のディスク容量を管理できます。「オプション」をクリックして、コメントを入力したり、イメージの暗号化と圧縮レベル、メール通知などを設定できます。

スキーム

手順 6. バックアップスケジュールの設定が終わったら、「開始」をクリックしてバックアップを実行します。

開始

まとめ

Windows Server 2016で増分と差分バックアップを作成する方法は以上です。このバックアップを復元することも非常に簡単です。ブータブルメディア(USBドライブまたはCD)またはAOMEI PXE Boot Toolを使用して、システムバックアップまたはディスクバックアップを同じサーバーまたは異なるハードウェアを備えた別のサーバーに復元できます。

バックアップと復元の他に、AOMEI Backupperも優れたOS移行ソフト、またはSSDクローンソフトであり、「システムクローン」と「ディスククローン」などの機能を提供しています。また、台数無制限のサーバでこのソフトを制限なく利用したい場合、AOMEI Backupper Technician Plus版を選択できます。

この記事が役立つ場合は、友達と共有してください。何か質問や提案がある場合は、コメント欄に残してください。または[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

Comnena
Comnena· 編集者
Comnenaは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。