Windows 7でHDDを丸ごとSSD/HDDにクローン・コピー

OS再インストールなしにWindows7が入ってるHDDを丸ごと別のHDDまたはSSDにクローン・コピーする方法をご紹介します。

ゆき

By ゆき 最後の更新 2023年06月12日

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Windows 7でHDDをクローンするのはなぜ必要?

 

HDDのクローン・コピーは、今まで使用していたハードディスクから新しいHDDまたはSSDにそっくりそのまま環境やデータを移行することです。

古いハードディスクにインストールされているOS、アプリケーションやプログラムなどを再インストールする必要がありません。

 

実は、Windows7でHDDのクローンを作成する目的とメリットは沢山ありますが、主に以下のような点が挙げられます。

●HDD(またはCドライブ)の容量を大きくする

ご存知のように、Windows7のパソコンに内蔵されているハードディスクの総容量を変更できません。時間が経つにつれて、使用領域は大きくなる一方、空き領域が少なくなります。最後は、HDDが容量不足になってしまうことがあります。

この問題をなるべく早く解決しないと、Windows7が重くなったり、正常に動作しなくなるかもしれません。しかし、HDDに保存されているデータを削除したくないか、別の場所に移動したくないなら、どうしますか?

こういう場合には、今使っているハードディスクをより大きい容量のHDDにクローンして換装・交換することができます。OSまたはソフトウェアなどを再インストールする必要がないため、かなり便利ですし、時間を節約します。

●パソコンのパフォーマンスを向上させる

壊れかかって調子の悪いハードディスクを新しいハードディスクまたはSSD(ソリッドステートドライブ)にクローンして換装することで、Windows7搭載パソコンのパフォーマンスや処理速度を改善することができます。

クローン後に古いHDDをパソコンから取り外して、クローンしたHDDまたはSSDと交換するのは難しくありません。こうして、Windows7が入ったHDDのアップグレードが簡単に完成できます。

●万が一に備えて、コピーしたHDDをバックアップにできる

ランサムウェアのようなマルウェアに感染したり、誤ってシステムファイルを削除したりするなど予想外の出来事が起こりやすいです。HDDの故障や不具合は突然発生するかもしれません。しかも、HDDまたはSSDの寿命が限られています。お使いのHDDはいつか壊れてしまうでしょう。

そうしたトラブルから大切なデータを守るために、Windows 7でディスク全体を別のHDD(またはSSD)にクローンして、クローン先のHDDを何かあった際のバックアップとして保管することをお勧めします。重大なシステムトラブルは発生したら、コピー元のHDDを置き換えれば、すぐに以前のままパソコンを使うことができます。

●HDDクローン作成でシステムをインストールする

学校や会社などの組織は、全く同じハードウェア/ソフトウェア構成のパソコンをたくさん必要とするかもしれません。こういう時に、1台のコンピューターのHDDにシステムをインストールし、設定を完了したあと、複数台のHDDにそのHDDを丸ごとクローンすればいいです。データ移行、Windows7初期化、再設定や再インストールなどの必要がありません。

Windows 7でHDDをクローンする前の準備

√1. Windows 7が正常に動作するコンピューターが必要です。

√2. OSの入ったHDDをコピー元として用意します。

√3. 新しいHDDまたはSSDをコピー先として用意します。

※注:コピー先のHDDまたはSSDの空き領域は、必ずしも古いHDDの総容量よりも大きいとは言えませんが、古いHDDの使用領域よりも大きい容量を確保してください。

√4. 新しいHDD(またはSSD)をパソコンに接続するためのケーブルまたはアダプタが必要です。デスクトップパソコンの場合、SATAのデータケーブルと電源ケーブルを介して新しいHDDをセカンダリ・ディスクとして接続することができます。ノートパソコンの場合、SATA-USB変換アダプタを介して新しいHDDを外から接続することができます。

USB-SATA変換アダプタ

※注:ドライブベイに余裕があるデスクトップPCは2台のHDD(またはHDDとSSD)を同時に取り付けることができます。また、SSD用スロットを装備したパソコンはHDDとSSDを同時に搭載して、併用することもできます。

√5. Windows7向けHDDクローンソフトウェアが必要です。

Windows 7向けHDDクローンソフト

Windows7でHDDクローンを作成しようと思いますが、多くの質問があります。例えば、クローンしたHDDまたはSSDは正常に起動しますか?システムで予約済みのパーティション、EFIシステムパーティションや回復パーティションなどもコピーされますか?大容量HDDを小容量SSDにクローンできますか?ダイナミックディスクをクローンできますか?MBRディスクをGPTディスクにクローンできますか?

AOMEI Backupper Professionalという強力なクローンソフトは上述のずべての不安や心配を解消します。Windows11、Windows10、Windows8.1/8、Windows7、XP、Vistaに対応します。誰でも簡単に使えるため、パソコン初心者にもおすすめです。

AB Standardはディスク全体のクローン作成をサポートします。
システムドライブ、回復パーティション、システムで予約済みパーティション、EFIシステムパーティションを含む、HDD上にあるすべてのパーティションをコピーします。
データディスク/システムディスクをMBR形式とGPT形式の間で変換せずに直接クローンできます。
※NOTE:GPTシステムディスクをMBRディスクにクローンする時、クローン先のディスクが起動できるように、システムで予約済みのパーティションが自動的に作成されます。また、Legacyブートモードが有効になっていることを確認してください。
「パーティションクローン」でダイナミックボリュームを一つずつ選択してクローンすることにより、ダイナミックディスクのクローンを作成できます。

パーティションスタイルの確認:「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。クローン先のディスクとクローン元のディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」でディスクのパーティションスタイルを確認します。または、AOMEI Backupperのターゲットディスク/ソースディスクの選択ページにも確認できます。具体的に、「ディスク」の文字の下、ディスク容量の上に表示されます。

パーティションスタイルの確認

Windows 7でHDDをクローンする詳しい手順

☞新しいHDDまたはSSDをパソコンに接続して認識させた後、以下の手順に従ってWindows 7のHDDを別のHDDまたはSSDにクローン・コピーしましょう~

ステップ 1. AOMEI Backuper Professionalをダウンロードしてインストールして起動します。

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ステップ 2. メイン画面で「クローン」タブ→「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローン

ステップ 3. クローンしたいディスクをソースディスク(ここではディスク0です)として選択して「次へ」をクリックします。

コピー元

ステップ 4. 用意したHDDまたはSSDをターゲットディスク(ここではディスク1です)として選択して「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

ステップ 5. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。

開始

ポイント
パーティションを編集:このオプションで、手動で各パーティションのサイズを変更したり、各パーティションに未使用領域を追加したりすることができます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。

★SSD 4Kアライメント:SSDの性能を向上させることができます。ターゲットディスクはSSDである場合、このオプションにチェックを入れてください。

★セクター単位のクローン:使用・未使用にかかわらずソースディスクの全ての領域をコピするため、より多くの時間とストレージスペースが必要となります。

最後に

もし、Windows 7のOSだけをSSDに移行するつもりなら、「システムクローン」を利用して、Windows 7システムをSSDにクローンすることもできます。

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ゆき
ゆき· 編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。