解決済み:このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります

Windows 11/10/8/7でシステムの復元を実行する時に「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」エラーが表示されるかもしれません。この記事では、その原因と対処法についてご紹介します。

ゆき

By ゆき 最後の更新 2022年01月18日

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問題が発生する場合

  • Windows10のアップデート後にWindowsが起動できなくなり、自動修復もうまくいきません。青い画面になるので、トラブルシューティングの詳細オプションからシステムの復元を実行しようとすると復元ポイントが表示されていましたので、それを選択して進むとCドライブ「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」となっており、そこから先に進むことができませんでした。

    Cドライブのシステムの保護を無効から有効にすることができれば、復元ポイントまで戻せるのではないかと思ったのですが、可能でしょうか。

実は、上述と同じエラーメッセージが、システムの復元を行う時によく発生します。

システム復元のためにシステムの保護を有効にする必要がある

Microsoftにより、「システムの保護」は、コンピュータのシステムファイルと設定に関する情報を定期的に保存したり、バックアップを取る機能です。これは、変更されたファイルの以前のバージョンを復元ポイントに保存します。インストーラーまたはデバイスドライバーなど、重要なシステムイベントの前に、復元ポイントを作成します。

★注意:
Windowsが入ったドライブの「システムの保護」はデフォルトで有効になっています。しかし、他のアプリケーションによって無効にされるかもしれません。
NTFSファイルシステムでフォーマットされたドライブのみ、システムの保護を有効にすることができます。

✍次のような状況でシステムの保護が非常に役に立ちます:

❶お使いのパソコンの調子が悪い場合、や動作が遅くなる場合、「システムの復元」を使用してコンピュータのシステムファイルおよび設定を以前の復元ポイントの状態に戻すことができます。

❷ファイルまたはフォルダを間違って変更、削除する場合、それらを復元ポイントとして保存された以前のバージョンに復元することができます。

システムの保護 - 復元ポイントの作成【Windows 10】

上述のとおり、復元のためにシステムの保護を有効にする必要があります。さもないと、【セーフモード】と【システムの復元】ウィンドウに入ることができません。次は異なる場合により、システムの保護を有効にする方法についてご紹介します。

Windows 11/10/8/7で問題を解決する2つの方法

コマンドプロプトコントロールパネル、両方からシステムの保護を有効にして「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」という問題を解決できます。

CMDでシステムの保護を有効にする

ほとんどの場合、システムの復元は災害復旧に使用されるため、「詳細オプション」の「コマンドプロンプト」を使うのは最も一般的な方法です。コマンドプロンプト(CMD)を起動できれば、次の手順に従ってください。

1. 上述のようにWindowsが起動できない場合、「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を起動します。

2. 「net start vss」コマンドを入力してEnterキーを押します。

3. 「Rstrui.exe /offline:C:\windows=active」コマンドを入力してEnterキーを押します。

4. すると、システムの復元をオフラインで実行します。完了後、コンピュータを再起動して、以前の状態に戻すかどうかを確認します。

コントロールパネルでシステムの保護を有効にする

Windows環境でシステムの保護を有効にする方法もあります。Windows 10を例としましょう。

システムの保護を有効にする

1. スタートボタン⇒Windowsシステムツール⇒コントロールパネル⇒システムとセキュリティ⇒システム⇒システムの保護をクリックします。

2. 保護したいドライブを選択します。通常はCドライブを選んで「構成」をクリックします。

3. 「設定の復元」欄から「システムの保護を有効にする」オプションに切り替えます(補足:Windows 7の場合、「システム設定とファイルの以前のバージョンを復元する」に切り替える)。そして「適用」または「OK」をクリックします。

これで、作成された復元ポイントを利用してシステムを以前の状態に戻すことができます。

問題を解決するより良い方法

上が述べた方法は便利ですが、「システムの保護を有効にする」オプションがグレーアウトになる場合や消える場合があるかもしれません。更に、コマンドプロンプトを起動できない場合もあるかもしれません。

幸いなことに、次は「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」問題を解決するより良い方法についてご紹介します。

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※補足:AOMEI OneKey Recoveryを利用すると、ワンキーで回復パーティションを作成してシステムをバックアップしたり、システムに問題が発生した場合にイメージファイルを利用してパソコンを復元したりすることもできます。

バックアップオプション

そのほか、「ブータブルメディアの作成」という機能を備えます。これは、Windows 11/10/8/7動作環境を含む起動可能なUSBメモリやCD/DVDを作成できます。システムが起動しない場合にはこのブータブルメディアは非常に役に立ちます。

ブータブルメディアの作成

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終わりに

結論として、システムの復元を実行中に「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」エラーメッセージが表示される場合、コマンドプロンプトからコマンドラインでシステムの保護を有効にすることができます。また、Windowsが起動できるなら、コントロールパネルからシステムの保護を有効にすることもできます。

また、AOMEI Backupper Standardを使うのもWindowsを保護するための頼もしい方法です。このツールはOSから個人ファイルまで様々なバックアップソリューションを提供します。AOMEI Backupper Standardは無料HDDクローンソフトともみなされています。

補足現在、差分バックアップ、イベントトリガーのバックアップスケジュール、ファイル/フォルダのリアルタイム同期、システムクローンなど、もっと強力な機能はAOMEI Backupper Professional版(有料版)のみで使用可能です。必要があれば、大きな割引でAOMEI Backupper Standard版をアップグレードしてください。またWindows Serverを使用している場合、AOMEI Backupper Server版を選んでください。
AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較

ゆき
ゆき· 編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。